第93章 押しかけて罪を問う

小山茜たちが去ったあと、工藤達央は別荘の研究室へ向かった。いまの彼は天龍グループへ急ぐつもりはない。まずは――肉腐れ病を治す薬を作る。それから天龍へ行けばいい。

薬の研究は、四大家族を潰すより重要だ。

四大家族など、工藤達央にとってはいつでも潰せる相手にすぎなかった。

江北市立病院。

5階のVIP病室。岡山孝浩はベッドに横たわり、右脚には白いギプスが巻かれている。

岡山政宏は主治医を捕まえ、孝浩の脚が助かるのかどうかを詰め寄っていた。

「岡山さん……孝浩様の右脚は、まず助かりません」

主治医は言いにくそうに視線を落とし、それでも続ける。

「どこの誰が手を下したのか分かりま...

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